自分軸の言葉をもつー自分で決めて整理する

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コラム

 

自信につながる正しい努力の仕方を知りたい人へ

 

もっと知りたい!解りたい!と考えるのは自然でポジティブなこと

 

人の身体やその動きというのはとても複雑で、アプローチ方法も多岐に渡ります。

さらに、身体については、まだまだ解明されていないことも無限にあり、解明されていることだけでも一生かけて学んでも習得できないほど膨大な量です。

 

それでも諦めずに、より良いあり方を求め、真摯に学び続けることは、トレーナーとしてあるべき姿でしょう。
また、学び向上する事こそが、トレーナーとしての生きがいにつながるとも言えます。

 

なにより、私たちは結果を残せています。

 

クライアントの笑顔に嬉しくなったり、クライアントの良い変化を導けたという実感があるから、このお仕事を続けられているはずです。

 

ときには、結果に満足できず、反省し、悩むこともあるでしょう。
もっと良い結果を上げるためにさらに努力したいと思うことも多いかもしれません。

このようなことも、日々クライアントとの繋がりがあるからこそ感じられるのです。

現状に満足せず、トレーナーとしてもっと知りたい!解りたい!と考え、学び向上し続けることは、この仕事に真剣に向き合っているからであり、自然でポジティブなことです。

学ぶ前にすべきこと

 

ただし次のようなことがあるとしたら、せっかくの学びも、トレーナーとして向上する道を閉ざし、自信を失う事に事に繋がりかねません。

  • 身体や動きに関することが、とても奥深く複雑な故に、自分で考えるよりも、セミナーの内容や講師の言ったことに頼りきってしまう。
  • さまざまなメソッドそれぞれの長短に目を向けず、自分が行うメソッドを絶対視してしまい他を否定をしてしまう。
  • もっと簡単で良い方法はないか?万能薬はないか?と、焦ってセミナーや講習会に出かけてしまう。

 

これでは、いつまでも自分の目指す道がわからないままになります。

このようにならないために、身体を扱うものとしてすべき大切なことがあります。

 

それは、「自分の扱う言葉を、自分の言葉で徹底的に定義づけする」です。

 

 

自分で決めて整理する

 

まず「いま知っていること」「セッションにおいて実感していること」を掘り下げ、「自分のできること、提供出来ること」を、表現出来るように整理することが大切です。

さらには、その表現の中で扱う言葉一つ一つを、自分の言葉で定義づけできているか確認してみてください。

 

たとえばテレビでも一般共通認識があるかのように、あたりまえに聞かれるようになった「インナーマッスル」(名詞)という言葉がありますよね。

ピラティスを紹介する時にもとてもよく見聞きする言葉です。

もし、その言葉を日常的に使っているとしたら、どんな定義づけをしていますか?

脈絡の前後関係の中での、内側:インナー(形容詞)外側:アウター(形容詞)としてではなく、固有名詞として「インナーマッスル」という言葉をつかっているとしたら、それをご自身で定義づけできていますか?

「インナーマッスル」は直訳すると、「内側の筋肉」となりますが、数層に重なり結合したり入り組んだりする筋に対して、どこからどこまでがインナーマッスル(名詞)でどこからどこまでがアウターマッスル(名詞)なのかという線引きができていますか?

多関節筋と単関節筋の違い?遅筋と速筋の違い?動きを起こすのに適した筋肉と関節の安定に適した筋肉の違い?腹横筋・骨盤底筋・多裂筋・横隔膜の4つの筋で構成されるインナーユニットのこと?それとも大腰筋?etc…

もしくはいくつかの要素を組み合わせて「インナーマッスル」という言うのであれば、それは何と何ですか?

なぜわざわざ「インナーマッスル」という言葉を使うのですか?

もし、クライアントにイメージを持ってもらうためにその言葉を使うのであれば、専門家として扱う言葉とイメージを喚起する言葉の使い分けをしていますか?

などなど、、、

 

インナーマッスルを一例として取り上げましたが、このように身体に関する言葉は、多岐の定義づけが出来る場合がとても多いです。

このような言葉を曖昧にしたままでは、「自分のできること、提供出来ること」を、自分自身が理解して行っているとは言えません。

自分の行っていることを表現する言葉に対して、自分なりに丁寧に定義づけすることこそ大切なのです。

 

そうすれば、自分が分かっていないことや、誰に何を学びにいくべきかがはっきりしていきます。

周りにある書籍も活用するようになるでしょう。

 

さらには、自分の考えを言語化できるようになりますので、他の分野やメソッドの考え方の違いが明確になり、他業種の方と連携して何かを行う際にもコミュニケーションがスムーズになるでしょう。

 

自分の言葉で定義づけしたことを発信する

 

そして「身体に関する言葉」における複雑な要素から、自分が納得できる意味を抽出できたら、それを外に向けて言い切る覚悟を決めましょう。

 

それは、自分の居場所に言葉で軸を持ち旗を立てることになります。

 

自らの言葉で、旗を立てることさえできれば、自分のできることが明確になり、目の前のクライアントを迷いなく導くことができます。

それは、クライアントと自分が両者が幸せになることにつながります。

 

身体と動きという膨大な砂漠の中で迷い放浪する必要は無いのです。

 

「自分の言葉で軸を持ち旗を立てる」ことこそ、学びの前にすべき大切なことでなのです。

 

自分の言葉をもつと他との違いがわかるようになる

 

なにより、自分の言葉を持つことは助けになります。

 

なぜなら自分の言葉をもつと、他との違いがわかるようになるからです。

そこには優劣でも正解不正解も良し悪しもありません。

 

他者との違いが、自分の立ち位置をより明確にすることにつながり、違いを受け入れられるようになります。

もしかしたら、他者との違いの中で新たな発見があり、自分の立てた旗を移動したくなるようなことがあるかもしれません。そうしたら、また新たな定義づけをして歩みだせば良いのです。

 

先ずは自分の言葉をもち、そこに軸を持ち旗を立て、大地を踏み締める力をつけるのです。

 

言葉に責任と覚悟を持つ場がARITE SPACE

 

ARITE SPACEが目指すことはこれです。

  • 基礎の用語を大切にし、それを各自が自分の言葉で定義づけするサポートをします。
  • 仲間とのコミュニケーションの中で考え抜き、自分の言葉を整理できる機会を提供します。

 

他者との違いを尊重する中で、一人一人が自分の言葉をもち、そこに責任と覚悟を培う場。

それがARITE SPACEです。

 

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